久しぶりに先が気になって夢中で読んだ。
どんどん先が気になる面白さはさすがの宮部さんだった。
けれども、生きる鬼、悪霊と恐れられた
加賀様は少女ほうと接して心穏やかに死を迎え、
讃岐国丸海の普通に穏やかに暮らしていた
民衆たちはいないはずの鬼、悪霊を恐れ、だんだんと
疑心暗鬼になって破滅に向かって進んでいくという
後味の悪い終わり方だった。
ただ謎を深めるためだけに殺されてしまったような
人もいて、なんだかあまり納得がいかなかった。
最後はまるくおさまったけれど、再読はないかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2019年10月9日
- 読了日 : 2019年10月5日
- 本棚登録日 : 2019年10月5日
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