桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年4月3日発売)
3.75
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本棚登録 : 1989
感想 : 227
5

昭和の時代に活躍した無頼派の作家で、ジャンルは多岐に渡る。
ということですが、「桜の森の満開の下」の中にも歴史、寓話など13短編が収められています。

もちろん、桜の森の満開の下も素晴らしかったですが、私は「夜長姫と耳男」が一番好きでした。

姫の寒気がする程の美しさに惹かれます。
その美しさは心が洗われるような、幸福感に満ち溢れたようなモノでは全くありません。
純粋な狂気を孕んだ、雪女のようなものを連想させるものでした。
読後の絶対的な喪失感はタマリマセン、、

名作!読むべし!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2011年6月16日
読了日 : 2011年6月16日
本棚登録日 : 2011年6月14日

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