昭和の時代に活躍した無頼派の作家で、ジャンルは多岐に渡る。
ということですが、「桜の森の満開の下」の中にも歴史、寓話など13短編が収められています。
もちろん、桜の森の満開の下も素晴らしかったですが、私は「夜長姫と耳男」が一番好きでした。
姫の寒気がする程の美しさに惹かれます。
その美しさは心が洗われるような、幸福感に満ち溢れたようなモノでは全くありません。
純粋な狂気を孕んだ、雪女のようなものを連想させるものでした。
読後の絶対的な喪失感はタマリマセン、、
名作!読むべし!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2011年6月16日
- 読了日 : 2011年6月16日
- 本棚登録日 : 2011年6月14日
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