青の時代 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1971年7月27日発売)
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本棚登録 : 1900
感想 : 154
5

光クラブの山崎晃嗣をモデルにした小説。
私は山崎晃嗣を先に知って、これを読んだ。

誠の成長の過程が積み重ねられるように描かれていて、彼のひねくれた性格が形成されていくのがよくわかった。

その描き方も全く嫌味がなくて、共感できる部分も多々あった。

三島由紀夫の作品の読みやすさの一番の理由である、論理性がとても活かされている。
私が読んだ中では三島作品の中で一番好き。

山崎晃嗣にもさらに興味が湧いた。
ぜひ『私は偽悪者』も読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年10月1日
読了日 : 2010年8月27日
本棚登録日 : 2010年8月27日

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