光クラブの山崎晃嗣をモデルにした小説。
私は山崎晃嗣を先に知って、これを読んだ。
誠の成長の過程が積み重ねられるように描かれていて、彼のひねくれた性格が形成されていくのがよくわかった。
その描き方も全く嫌味がなくて、共感できる部分も多々あった。
三島由紀夫の作品の読みやすさの一番の理由である、論理性がとても活かされている。
私が読んだ中では三島作品の中で一番好き。
山崎晃嗣にもさらに興味が湧いた。
ぜひ『私は偽悪者』も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年10月1日
- 読了日 : 2010年8月27日
- 本棚登録日 : 2010年8月27日
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