戦艦武蔵 (新潮文庫)

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感想 : 153
5

長崎で建造が始まった第2号艦。その地形や造船に関わる人数を考えるとその存在を秘匿するのは容易ではない。前半は数々の困難を乗り越えて巨艦を完成、引き渡しまで。後半は戦艦武蔵と名付けられ戦線に合流するも時代は航空戦力が主になりその能力を発揮できない。
読みだしたら止まらない。
知っている最後に向けて話は進む。撃沈。
しかし話はまだ続いた。
武蔵沈没の露見を恐れた海軍中枢部は生存者をほぼ邪魔者扱い。内地に送られた者は輸送中に敵魚雷で沈没。生存者はほぼ軟禁状態。
現地に残された者はほぼ全滅。
過酷すぎる。

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感想投稿日 : 2024年1月3日
読了日 : 2024年1月3日
本棚登録日 : 2023年12月30日

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