高野史緒『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』読了。
2018年の年刊傑作選にも採られた短編を長編化。土浦を舞台に百年前に当地に寄港した飛行船に関する幻の記憶を有する少年少女のボーイミーツガールを主軸としたジュブナイルSF。
百年前に飛来したはずの飛行船を幼少の頃に実在しない親族の異性と目撃したというなんともエモい思い出が物語を駆動させていくのだけれども、もう少しその特別な関係性を掘り下げるものが欲しかったかなぁ。SFとしても少し説得力に欠けるというか。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年8月20日
- 読了日 : 2023年8月20日
- 本棚登録日 : 2023年8月20日
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