たまたま図書館で見かけて、鳥越俊太郎としりあがり寿の組み合わせが気になって借りてみた。2006年に上梓されたものであるため、若干情報が古いけれど、明治から現在までの日本をとりまく歴史の流れが分かり易く解説されていた。特に、鳥越さんが生まれた後の時代は、著者本人の実感も含めて語られるていることから、読み易いながらも、読み応えがあった。図や表や地図は一切使わずに、文章だけでここまで歴史の流れが語れるってすごい。章と章の間に挿入されてたしりあがり寿さんの漫画もとても奥深くてよかった。(特に「実」の話とか。。。)歴史の教科書もこんな風だったらもっと面白いだろうなぁと思った。
郵政民営化など、政治経済のニュースの裏にある国と国の間の駆け引きなど、メディアの表層に出てこない事情を知ろうとする努力をしていかないと、気がつかないうちに他者の意見を鵜呑みにするようになってしまい、メディアや世の中の雰囲気に流されてしまうなぁと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月10日
- 読了日 : 2014年7月10日
- 本棚登録日 : 2014年7月10日
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