友罪

著者 :
  • 集英社 (2013年5月2日発売)
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本棚登録 : 1631
感想 : 256
5

テーマは重いし長編けど、久しぶりに夢中で読んだ本。視点が変わるから、飽きっぽい私も飽きずに一気読みでした。

「自分だったら??どうする?」
過去とは言え、そんな残虐な殺人犯と知っていたら恐らく初めから敬遠しちゃうんだろう。
でも今回のように打ち解けてきた頃に知ったら?

初めは益田の立場だったら…と考えて読んでいたけど、そのうち、もしも自分が鈴木の立場だったら??(さすがにそれはないけど)
山内の立場だったら??山内の息子の立場だったら??(それはあってはならないけど可能性として絶対にないとは言い切れないかも)
自分だったら…がずっと頭にあって考えさせられる話でした。

余韻が残るラストで若干モヤモヤしたけどそれでOKなんでしょうね。

面白かったけどちょっと疲れたので次はコメディタッチの軽い話を読みます(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月19日
読了日 : 2017年3月19日
本棚登録日 : 2017年3月19日

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