サクサクと読める痛快ミステリーでありながら、科学技術の発展が及ぼすプライバシーの問題、また結局全ての人々が平等に扱われる事など不可能なのか、といった問題提起を含む、いかにも東野圭吾らしい作品。
進化し続ける科学技術と、それを利用する人間の不変の欲望。そう遠くない未来、或いは既に直面しているかもしれない危機に、漠然とした恐怖を抱いた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年8月20日
- 読了日 : 2019年8月20日
- 本棚登録日 : 2019年8月19日
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