◆あらすじ
病弱な自分を救う為に両親が宗教にのめり込んでいくー。
◆感想
成長していくにつれて自分の家族の生活習慣が明らかに周りと違うことに気付いていく。だけど、その原因は自分が生まれつき病弱だったこと、そして自分に向けられた両親の愛情の印あるということの皮肉。ちーちゃんの複雑で苦しい心境が伝わってくる。
最後の終わり方がふわっとしていて筆者から明確なメッセージがあるというよりは、読み手に託された感が残った。
読後にちょうど本作の映画の記者会見があり、芦田愛菜ちゃんが"信じる"ことについて語っていて、その深さに感心させられるばかりでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(家族)
- 感想投稿日 : 2023年6月1日
- 読了日 : 2020年11月15日
- 本棚登録日 : 2020年3月15日
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