おにぎりスタッバーの前日譚.前作では明るく見えていたサワメグの壮絶な過去を描いている.前作はファンタジー要素が強く,独特な文体も相まってサクサク進む,コミカルな作品という印象だったが,本作はうってかわっていじめや離婚,また友人が殺人被害者になるということもあり,テーマとしても死が重要なものとしてあることから,内容として重い印象を受けた.記憶と人格の連続性などやや哲学向きな問題にも焦点が当たっている.前作の内容を知っているからこそ展開が読めないところがあり,うまく作られている作品だと思った.
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2018年3月9日
- 読了日 : 2018年3月9日
- 本棚登録日 : 2018年3月3日
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