- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010471
作品紹介・あらすじ
女王の血をひくフィリエルは王宮に上がり、宮廷デビューをはたす。しかし、ルーンは闇の世界へと消えてしまう。ユーシスとレアンドラの出会いを描く幻の短編「ハイラグリオン王宮のうさぎたち」を収録!
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目。
女学校を退学になったフィリエルが、王宮で暮らし始める。あまりにも色々な思惑が渦巻く場所なだけに、このお話は大人向けでは無いか…とすら思う。(図書館のティーンズコーナーにあったけど)
華やかで傍目には羨ましすぎる暮らしだけど、それを軽々と捨て去ろうとするフィリエルにはハラハラする。次巻でどうなるのか。
本作には特別短編として、フィリエルがまだセラフィールドで暮らしていた時の物語が収録されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フィリエルが王宮ハイラグリオンに行く話。王宮にフィリエルやルーンが馴染めるんかな、と思ってたら怒涛の展開の速さにびっくり。まさかそんな展開になるなんてとハラハラが止まらない。フィリエルの行動力はほんと応援したくなる。
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アデイルから出てる作者の趣味がきつい。短編はその趣味がなおのこときつい
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王宮編。
前巻はトーラスでの話しだったからアデイルとユーシスの出番が少なかったけど、今回は多め。
フィリエルとルーンはもちろん好きだけど、上の2人も好きだから登場が多いと楽しく読める。
フィリエルの決めたら一直線!みたいなところが好き。
ルーンのことが気になるけど、フィリエルのあの真っ直ぐさでルーンのことも見つけちゃうんだろうなー。
今更だけど、作中に出てくる竜っていうのは恐竜をイメージするのでいいのかな?
それとも象みたいな動物のことなのかな?
いまいち掴めてない。 -
☆5
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角川文庫版で読んだり、中公文庫版で読んだりしている。
もしかすると、少し内容が違っているのかもしれない。
フィリエルが、アデイルとともに(そしてマリエも)王宮に入る。
そこは権謀術数の渦巻く世界。
女王候補として、レアンドラとの姉妹対決が始まる。
フィリエルの両親、ディー博士とエディリーン王女の駆け落ちと、父の異端とされる研究の謎につながるリイズ公爵は、あっけなく暗殺される。
ラスボス的な存在のようだったのに?
案外生きていたりするのかなあ、とも思う。
かなり周到にプロットができているようだから。
急に蒸し暑くなって、早くも夏バテ気味。
ちょっとこういう話はめんどくさくなってきた。
作者さんにはちょっと申し訳ないけど。 -
いよいよ陰謀渦巻く王宮へ。にも関わらずフィリエルのマイペースは変わらない。この後、物語がどちらに進むのか、目が離せない。おまけの短編は、ユーシス達が学生時代の話。仮装舞踏会で作者が目一杯遊んでいるのが楽しかった。
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一気に急展開で面白い!
えー!と思いつつも悲愴感を感じつつ次巻を楽しみにできる本はそうないのではないのだろうか。