西の善き魔女3 薔薇の名前 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.99
  • (31)
  • (51)
  • (23)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 442
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010471

作品紹介・あらすじ

女王の血をひくフィリエルは王宮に上がり、宮廷デビューをはたす。しかし、ルーンは闇の世界へと消えてしまう。ユーシスとレアンドラの出会いを描く幻の短編「ハイラグリオン王宮のうさぎたち」を収録!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ3作目。
    女学校を退学になったフィリエルが、王宮で暮らし始める。あまりにも色々な思惑が渦巻く場所なだけに、このお話は大人向けでは無いか…とすら思う。(図書館のティーンズコーナーにあったけど)
    華やかで傍目には羨ましすぎる暮らしだけど、それを軽々と捨て去ろうとするフィリエルにはハラハラする。次巻でどうなるのか。

    本作には特別短編として、フィリエルがまだセラフィールドで暮らしていた時の物語が収録されている。

  • フィリエルが王宮ハイラグリオンに行く話。王宮にフィリエルやルーンが馴染めるんかな、と思ってたら怒涛の展開の速さにびっくり。まさかそんな展開になるなんてとハラハラが止まらない。フィリエルの行動力はほんと応援したくなる。

  • あああああルーンが!
    わたしの癒しのルーンが出奔してしまった

    フィリエルの王宮デビューの回。
    ユーシス、アデイル、ルーンと、表面上はとても仲が良いのに、奥底ではどんどんこんがらかっていっている気がする4人。
    女王になる覚悟で生きるアデイルが一番切ないかも。

    超両思いなのにうまくいかないルーンとフィリエル、切なくて泣けてくる。
    フィリエルのそばから、これ以上だれもいなくならないで

  • 1巻から存在が仄めかされてきた竜が(まだ骨や剝製だけだが)ようやく登場したのが興味深い。終盤のルーンの寝返りとリイズ侯爵の暗殺がショッキング。巻末の特別短編に現実世界の映画のコスプレやバニーガールの衣装が出てきて驚く(1巻から思っていたがこの世界は現実と地続きなのか? となるとファンタジーと見せかけて実はSF?)。フィリエルとルーンの恋の行方も気になる。

  • アデイルから出てる作者の趣味がきつい。短編はその趣味がなおのこときつい

  • 王宮編。
    前巻はトーラスでの話しだったからアデイルとユーシスの出番が少なかったけど、今回は多め。
    フィリエルとルーンはもちろん好きだけど、上の2人も好きだから登場が多いと楽しく読める。

    フィリエルの決めたら一直線!みたいなところが好き。
    ルーンのことが気になるけど、フィリエルのあの真っ直ぐさでルーンのことも見つけちゃうんだろうなー。

    今更だけど、作中に出てくる竜っていうのは恐竜をイメージするのでいいのかな?
    それとも象みたいな動物のことなのかな?
    いまいち掴めてない。

  • ☆5

  • 角川文庫版で読んだり、中公文庫版で読んだりしている。
    もしかすると、少し内容が違っているのかもしれない。

    フィリエルが、アデイルとともに(そしてマリエも)王宮に入る。
    そこは権謀術数の渦巻く世界。
    女王候補として、レアンドラとの姉妹対決が始まる。

    フィリエルの両親、ディー博士とエディリーン王女の駆け落ちと、父の異端とされる研究の謎につながるリイズ公爵は、あっけなく暗殺される。
    ラスボス的な存在のようだったのに?
    案外生きていたりするのかなあ、とも思う。
    かなり周到にプロットができているようだから。

    急に蒸し暑くなって、早くも夏バテ気味。
    ちょっとこういう話はめんどくさくなってきた。
    作者さんにはちょっと申し訳ないけど。

  • いよいよ陰謀渦巻く王宮へ。にも関わらずフィリエルのマイペースは変わらない。この後、物語がどちらに進むのか、目が離せない。おまけの短編は、ユーシス達が学生時代の話。仮装舞踏会で作者が目一杯遊んでいるのが楽しかった。

  • 一気に急展開で面白い!
    えー!と思いつつも悲愴感を感じつつ次巻を楽しみにできる本はそうないのではないのだろうか。

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×