このエッセイは作者32歳、少女小説家としてデビューして8年目、一般文芸作家になって4年目である1996年の1年を綴ったものである。それは作者にとっての初の一人暮しの記録でもある。このエッセイを読んで、自分がなぜ山本文緒ファンなのかがとってもよく分かった気がする。何だかいちいち「うんうん、そうですよね、そうなんですよ」と頷いてしまう。落ち込んでしまうポイントだとか、うれしくなってしまうポイントだとかが、ことごとく一緒なのであった。きっと彼女のファンはみんなそう思っているんだろうけど。
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カテゴリ:
山本文緒
- 感想投稿日 : 2012年9月26日
- 読了日 : 2001年2月4日
- 本棚登録日 : 2012年5月3日
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