東京・神谷町の広壮な洋館に三世代十人で暮す柳島家。子供たちは学校に通わず、家で家庭教師に勉強を習うという生活を送っていたのに、急に4人兄妹(女、男、女、男)のうち3人が親の命令で学校に通うことになるのが第一章です。
ちょっと風変わりな大家族の物語。語り手は主にこの家族の誰か、ですが時々その家族にかかわっている他人の目で語られることもあります。一人称の上、語り手は名乗らないし、時系列で話が並んでいるわけじゃないので、最初は戸惑いました。誰の話か、わからないんだもの。
でも、巻頭にある家族の紹介を読んで、何話か読んでいると自然にわかるようになりました。
確かに変わった家庭の話ですが、派手な話はあまりないので好みが分かれると思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日常・お仕事小説
- 感想投稿日 : 2015年8月15日
- 読了日 : 2015年8月8日
- 本棚登録日 : 2015年8月8日
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