ブーリン家の姉妹 1 上 (集英社文庫)

  • 集英社 (2008年9月19日発売)
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本棚登録 : 409
感想 : 51

歴史上、ヘンリー八世は有能で、国教会設立で教会資産を没収し、英国を大国としたのだが。
NHK大河ドラマみたいに登場人物が内輪では本音で意見をぶつけ合う。王位という《万能のクレジットカード》みたいなものに向かって一族の繁栄のために策略を尽くす。正王妃キャサリンの侍女となっているアン・ブーリンの妹の存在は知らなかったが、既婚の愛人として王の種で男女二児を得て教皇の離婚許可が出れば結婚して王妃となったかも知れないというのは史実にあるのだろう。事実かな?と思うのは子供へ愛情があふれるところ。ウルジー枢機卿は連行中死亡、これからキャサリンの娘が王位に就くなど結末は知っているのだが期待させるものがある

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヨーロッパ
感想投稿日 : 2019年2月5日
読了日 : 2012年11月2日
本棚登録日 : 2019年2月5日

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