その数学が戦略を決める (文春文庫 S 3-1)

  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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感想 : 137
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専門家による分析よりも、統計分析のほうが正しい情報が出せる。
回帰分析とその利用例を解説。

こちらも課題本だったので一通り読みましたが。。うーん、こちらは読みづらかったー。とりあえず最後まで読んだけど最後は飛ばし読み。
私が苦手な翻訳本の典型(語訳がひっかかる。そしてなんだか冗長!)でした。
各章にその章のまとめと次章の予告が書いてあって、そこが一番役に立ちました。ギブ寸前でしたが、これに助けられて何とか最後までたどり着いたわー。

何が気になるって「絶対計算」です。絶対計算ってなんやねん、じゃあ相対計算があるんかい?といちいち引っかかってしまった。
と思ってたら同じような事を書評に書かれてる人がいて、そうそう、そうなのよ!!と思ってしまったー。原文はSuper Cruncherらしい。なんでもってそれが絶対計算なんだろう。。
まあ、すんごい大量っぽいデータ解析みたいなこと、と理解して読んではみましたが気になって仕方がありませんでした。

回帰分析が使われている様々な例はそれはそれとして面白かったのですが、海外の事例だからかあまり身近に感じられなかったです。

確かに、このような数字からの分析は今後ますます多用されていくことになるとは思いますが、人間の行動って時には不合理(これも予想通り不合理、だったりするので計算には入れられるのだろうけれど)、この計算から外れる事の意味を考えられる事、これも人間にしかできない事なのではないかなー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2012年2月12日
読了日 : 2012年2月12日
本棚登録日 : 2012年1月31日

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