「100分de名著」の小松左京スペシャルの第一回テーマ。
初の小松作品で、SFは馴染まないことが多かったが、短編だし初心者の自分には良かった。
表題作は、戦争体験の描写がなかなかに生々しく陰鬱で、自分たちの生活がその時代の後に紛れもなく続いているのを再認識した。もしも、の掛け違いがあったなら、まだあの世が継続していたかもの想像は、何より恐ろしい。
他は、コップ一杯の戦争がシニカルで好き。
あれくらいの気軽さで、世界が崩壊に向かったとしても今の世界ならあり得るかも。ゾッとする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月20日
- 読了日 : 2019年7月19日
- 本棚登録日 : 2019年7月20日
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