螢火ノ宿 ─ 居眠り磐音江戸双紙 16 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-16 居眠り磐音江戸双紙)
- 双葉社 (2006年3月1日発売)
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旧藩の陰謀に巻き込まれて浪人となった凄腕の剣士・坂崎磐音と、彼の許嫁でありながら、やはり陰謀の影響で遊女となり、吉原で太夫の地位まで昇りつめた奈緒の物語である。
山形の豪商のもとに身請けされることになった奈緒、白鶴太夫の身を害そうとする者がいると知り、元許嫁を護るために磐音は奔走する。
普段は人に頼られ、頼まれごとを引き受けては騒ぎに巻き込まれる磐音が、自身といまだ気持ちを残す女性のために走り回る様はこれまでの作品とは少し違って、なんとも切ない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンターテイメント!
- 感想投稿日 : 2020年8月23日
- 読了日 : 2020年8月20日
- 本棚登録日 : 2020年8月20日
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