居眠り剣法の達人、磐音のシリーズ46作目にして、物語の大きな転換点にあたる一冊だ。
歴史上の刃傷事件が起きるこの日、誰々はどこで何をしていて、という各登場人物の日常が、くどいくらいにいくつも描かれ、その回り道をする感じが、いよいよその時が迫る、という緊迫した雰囲気を盛り上げる。
歴史上の刃傷事件、史実ではあるのだけれど、日本史の授業ではさらりと流されたのかあまりしっかり学んだ記憶がない。
そのため、あまり余計な先入観なく、物語の大きな契機として読めた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンターテイメント!
- 感想投稿日 : 2021年5月7日
- 読了日 : 2021年4月18日
- 本棚登録日 : 2021年4月18日
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