今月、下旬に『777』(トリプルセブン)が発売されるらしいので、復習しておこうと思って再読しました。
全然、覚えていませんでした。
平成16年の初版単行本を買っています。
この作品は伊坂さんの殺し屋シリーズ1作目です。
私、ブクログのプロフィールに「伊坂さんのデビュー作からのファンです」と書いているせいか、よくブク友さんから伊坂さんのお勧めを訊かれるのですが、殺し屋シリーズ2作目の『マリアビートル』を挙げたのは覚えているのですが、この『グラスホッパー』は挙げてなかったですよね?もし挙げていたら全然覚えていない作品を挙げてしまって、すいませんでした。(でもたぶん挙げてないと思いますが)
この作品には殺し屋の蝉と、自殺屋の鯨、そしてもしかしたら押し屋かもしれないアサガオ(漢字変換でない)が出てきます。
鈴木という元中学の数学教師が妻をフロントライン<令嬢>という会社の息子に遊び半分に殺され、その仇を討つために令嬢に潜入して、社長の寺原の長男に復讐をしようとしますが…。
鈴木は寺原の長男を押して、車にはねさせたと思われるアサガオを令嬢の手下として追います。
アサガオは果たして本当に寺原の長男を押したのか。
アサガオのセリフで「本当に大事なことは、小声でも届くものだ」「本当に困っている人間は、大声は出せない」。
鈴木の亡くなった妻のセリフで「世の中の不幸の大半は、誰かが高をくくっていたことが、原因なんだってば」などが印象的でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年9月3日
- 読了日 : 2023年9月3日
- 本棚登録日 : 2023年9月3日
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コメント 4件
naonaonao16gさんのコメント
2023/09/03
まことさんのコメント
2023/09/03
naonaonao16gさんのコメント
2023/09/03
まことさんのコメント
2023/09/03