三作の中編小説集。
「2020年のロマンス詐欺」
東京に住んでいた頃、私も高給に惹かれてロマンス詐欺ではないけれど、テレホンアポインターという仕事をしたことがあります。
そこの、事務所の人が持っている会社の名簿に片っ端から電話をして「社会人用の教材を売っているのですが、パンフレットをお送りしてもいいですか」と話す仕事でした。
私は、そこはなんか怪しいと思い1カ月くらいは勤めたと思いますが、すぐ辞めました。
今はSNSでのロマンス詐欺なんですね。
この話はコロナ禍でバイトのない大学生になった加賀耀太が、35歳の主婦未希子を騙そうとしているうちに本当に好きになってしまう話で、とても面白かったです。未希子の方もなんか嘘があるのじゃないかと思ったら、やっぱりでした。
でも、ラストは清々しくハッピーでよかったです。
「五年目の受験詐欺」
「あの人のサロン詐欺」
この二つの話もとても面白く読みました。
読んで辻村さんの小説に騙されてみてくださいとだけ書いておきます。
読後感は良い話だということだけは言っておきます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年9月23日
- 読了日 : 2022年9月23日
- 本棚登録日 : 2022年7月17日
みんなの感想をみる
コメント 7件
アールグレイさんのコメント
2022/09/23
まことさんのコメント
2022/09/23
アールグレイさんのコメント
2022/09/23
まことさんのコメント
2022/09/23
アールグレイさんのコメント
2022/09/23
まことさんのコメント
2022/09/23
アールグレイさんのコメント
2022/09/23