レビューを拝見して読みたくなった本です。ありがとうございます。
この本を読んでいたら無性におやつが食べたくなりました。
今は夏、真っ盛りですので食べたいものは、アイスキャンディー、スイカ、フルーツのゼリー、茹でたトウモロコシなど日々食べているもの。いくら食べても飽きません。
この作品のようにホスピスで週に一度自分にとって特別なおやつを食べるとなったら、また違うものを選ぶかもしれませんが、何かな?ちょっとすぐに答は出ません。
海野雫、33歳が瀬戸内のレモン島にあるホスピス、ライオンの家に入り、亡くなるまでの物語ですが、ホスピスという場所でもあり死に対する悲壮感はそれほどなく、あたたかく、穏やかなお話でした。
タイトルが『ライオンのおやつ』のせいか、おやつに関する言葉が目に留まりました。
「人生には何回でもおかわりしていいことと、そうではないことがあるんだということがわかったのだ」
「おやつは、体に必要のないものかもしれませんが、おやつがあることで、人生が豊かになるのは事実です。おやつは心の栄養、人生のご褒美だと思っています」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年8月4日
- 読了日 : 2021年8月4日
- 本棚登録日 : 2021年8月4日
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