「また、必ず会おう」と誰もが言った。

著者 :
  • サンマーク出版 (2010年11月25日発売)
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一見、中高生向けかと思われるようなストーリーですが、大人でも、はっとさせられる事柄がたくさんありました。

秋月和也、高校二年生、17歳は、自分のついた嘘が元で、一人で、また嘘をついて、熊本の実家からディズニーランドへ出かけますが、帰りの飛行機に乗り遅れ、一文無しになり、家に帰れなくなってしまいます。
飛行場の土産物店の田中昌美に助けられ、昌美の家に泊めてもらうことになります。
昌美は「お金よりずっと大切なことを授けてあげる」と言って、「人より先に動いて、人の役に立つこと」と教えてくれます。
和也はそれを実行しながら、五日間、ヒッチハイクをしながら家までの道を帰ります。
その間、もう一度会いたくなるような人々に何人も出会い、助けられ、色々なことを学びます。


和也が学んだこと
・本当は元いた場所に、自分にとって大切にしなければならないことは全部あった。
・どこにいようと自分が頑張ったぶんしか、人は幸せになることができない。
・命の有限性を感じ取ることができる人は、今の時代に生きていても、自らの使命をみつけることができる。
・人は誰と出会うかで決まる。
・偶然にみえるすべての出会いが必然である。
・自分から出会いを求めて行動することによって、人生は今まで以上に拓けるはず。
・「生きる力」とは「創造力」。「今できることは無限にある」と思えるだけの想像力が育てられているかどうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2020年2月29日
読了日 : 2020年2月29日
本棚登録日 : 2020年2月29日

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