ブクログの皆さまこんにちは!
私の住む地域では大雪、大嵐ですが、皆さまのところは大丈夫ですか?
ふだん雪の降らない地域に住む方々、通勤、お買い物など外出の際は、転倒や、車の運転など、くれぐれも気を付けてください。
私のところは、かなりの戸数で停電しているので、うちも停電しないか気が気ではありません。
せっかくのホワイトクリスマスですが、これは度を越していますよね。
うさぎの子どもが雪の中の森の道を歩いています。
雪の森の絵が素晴らしく美しいです。
うさぎは雪の森で ふわふわころりのいえをみつけます。
ゆきのひにだけあらわれる ふわふわころり。
ふわふわころりはゆきでテーブルとイスをつくっていました。
ふわふわころりがくれた ゆきのおかし。
ひとくちたべるときゅうっとあまい。
そこへやってきた ゆきぐもに ぼくは、
「ぼくのうちにもきてくれないかな」
「いもうとがねつをだしてねているから もしまどのそばまできて ゆきをふらせてくれたら いもうとはよろこぶとおもうんだ」
「ええ いいわよ。あなたのいちばんだいじな おもちゃをわたしにくれるなら」
ぼくは にわさきに おもちゃのくるまをおいた。
いもうとと ふたりで まどのそばにたって そとをながめる。
「わあ、おにいちゃんすごいね」
よるおかあさんがきいた。
「ふうちゃん いつものところにくるまがないけど どうしたの」
「あれ すいろに おとしちゃった」
ぼくは なぜか うそをついた。
いつのまにか おもちゃのくるまは きえていた。
ゆきのうえに だれかのあしあと。
「すてきな くるま もらったね」
こえがきこえたきがしてふりかえる。
だれもいない。
うさぎの子どものぼくが おかあさんに秘密をもってひとつ大人になった日のできごとでしょうか。
蜂飼耳さんの文章と、牧野千穂さんの雪景色の絵がとても美しい絵本でした。
- 感想投稿日 : 2022年12月24日
- 読了日 : 2022年12月24日
- 本棚登録日 : 2022年11月11日
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