キネマの神様 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年5月10日発売)
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感想 : 119
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あーーー、すっごくよかった~。面白かった。

本好きで映画も大好きな私に最高の一冊だった。

最初読み始めた時、「なんか『ニューシネマ・パラダイス』みたいだな。」と思ってたらやっぱり。
この映画出されちゃうともうダメ。思い出すだけで泣いちゃうから。頭の中、あの名画と名曲でいっぱいになっちゃうから。
最後も、それで締めくくられて、もう胸がはち切れそうにウルウル。やられたーー。って感じ。

ローズ・バッド。やっぱり、リチャード・キャバネルだったね。
異国の地にいても、会ったことがなくても、ゴウちゃんとリチャードは誰よりもお互いを尊敬し、映画を通して心が通いあってる友達だったのね。
大好きな映画のことを論じあいながら、映画によって互い本当の友達をつくれた。なんて、素敵なのーー。

最後のリチャードの手紙は泣けた。

映画、いろんな形の友情、家族、同僚、仕事、、、上手く絡み合って、とっても読ませてくれる本でした。

読んでよかった。

また、『ニューシネマ・パラダイス』観てみよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本 その他小説
感想投稿日 : 2014年4月26日
読了日 : 2014年4月25日
本棚登録日 : 2014年4月26日

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