ぼくの手はきみのために (角川文庫 い 68-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年1月23日発売)
3.34
  • (16)
  • (42)
  • (60)
  • (24)
  • (1)
本棚登録 : 516
感想 : 34
3

市川さんの小説はどれも綺麗すぎる。でも、だからこそ最後まで安心して読めるのかもしれない。平穏→転落→復活みたいな。子供から大人へ、寄り添い歩んでゆくふたりの話が多く、ここまでうまくはいかないだろうなんて思ったりもしてしまうけれど、それが市川クオリティ。美しすぎる、まとまりすぎているという点で彼らしさが出ているからよいのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  現代小説
感想投稿日 : 2012年1月27日
読了日 : 2011年12月12日
本棚登録日 : 2011年9月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする