市川さんの小説はどれも綺麗すぎる。でも、だからこそ最後まで安心して読めるのかもしれない。平穏→転落→復活みたいな。子供から大人へ、寄り添い歩んでゆくふたりの話が多く、ここまでうまくはいかないだろうなんて思ったりもしてしまうけれど、それが市川クオリティ。美しすぎる、まとまりすぎているという点で彼らしさが出ているからよいのかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2012年1月27日
- 読了日 : 2011年12月12日
- 本棚登録日 : 2011年9月30日
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