京都に生まれ育って23年、宵山には高校生の時に一度だけ行ったことがある。
もちろん彼女連れなんてことはなくて、いつもつるんでいた友人五人と街に繰り出した。
どこまでも続く人の波、むせ返るような暑さと湿気、ほんとうに方向感覚を見失うようなあらゆる方向からの音。
この宵山万華鏡はその全てをありありと私に思い出させた。
ほんとうに妖怪くらいいてもおかしくない。お祭りの夜だし。
今年ももうすぐ祇園祭の夏がくる。
数年ぶりにあの万華鏡の夜に繰り出すのも悪くないと思えた。
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- 感想投稿日 : 2013年5月14日
- 読了日 : 2013年5月14日
- 本棚登録日 : 2013年5月14日
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