宵山万華鏡 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2012年6月26日発売)
3.71
  • (390)
  • (699)
  • (688)
  • (114)
  • (11)
本棚登録 : 7981
感想 : 638
4

京都に生まれ育って23年、宵山には高校生の時に一度だけ行ったことがある。
もちろん彼女連れなんてことはなくて、いつもつるんでいた友人五人と街に繰り出した。
どこまでも続く人の波、むせ返るような暑さと湿気、ほんとうに方向感覚を見失うようなあらゆる方向からの音。
この宵山万華鏡はその全てをありありと私に思い出させた。
ほんとうに妖怪くらいいてもおかしくない。お祭りの夜だし。

今年ももうすぐ祇園祭の夏がくる。
数年ぶりにあの万華鏡の夜に繰り出すのも悪くないと思えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年5月14日
読了日 : 2013年5月14日
本棚登録日 : 2013年5月14日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする