本書は、投資信託を使った長期・国際分散投資を勧める投資に関する本です。
投資信託は買ってはいけない、という本がある一方、本書ではなぜ投資信託を勧めるのか。
これは、
・そもそも働いている人にとって、最大の収入源はやはり給料であり、まずすべきことはより稼ぐ努力をすること
・投資のために勉強する時間を取るくらいなら、理論的な背景をもって資産を運用してくれる、信頼できるファンド・マネージャーに一任するほうが賢明
という考え方に基づくものである。
当然、その買い方は「買ってはいけない本」を参考に、避けるものを避ける必要があるとは思うが。
長期・国際分散投資については、たしかにリーマンショックのように全部下がることはあるが、そういった特殊な例を除き、基本として耐性は高いし、長期投資の本などではよく紹介されている方法なので悪くはないのであろう。
具体的な買い方とか選び方とかに関する記載はないため、実際に投資をするときにはまったく使えないが、基本的な考え方を確認するには非常にいい本だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
売却済み
- 感想投稿日 : 2019年9月14日
- 読了日 : 2017年10月17日
- 本棚登録日 : 2017年10月15日
みんなの感想をみる