理想の家族なんてない
読者を嘲笑うアリバイトリック、崩壊することで構築される結末が実に良い。例によって著者は答え合わせをしてくれない。「蛍」「夏と冬の奏鳴曲」はうまく咀嚼できなくて消化不良に終わったが、こちらは読み返したくなるようにできている。だが、もう1度読み返してみるとあらたな謎が・・・これは書評サイトの力も借りて補完。
それでも、一番の謎は如月の存在。これで終わりなのだろうか。
読書状況:読み終わった
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麻耶雄嵩
- 感想投稿日 : 2019年3月21日
- 読了日 : 2019年3月20日
- 本棚登録日 : 2019年3月6日
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