緊迫というよりも愉快な誘拐
19年という時を隔てた2つの誘拐事件は、犯人vs警察といった構図ではなく、犯人がどのように身代金を奪うのかに焦点を当てている。技術は急速に進歩し、コンピュータ制御された犯罪としての魅力は半減している。それでも、犯人の手のひらで踊らされる様は見ていて気持ちがいいし、綿密な計画性には感心した。
エンターテイナーである著者の代表作。
読書状況:読み終わった
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岡嶋二人
- 感想投稿日 : 2015年11月12日
- 読了日 : 2015年11月
- 本棚登録日 : 2015年11月10日
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