魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月25日発売)
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本棚登録 : 630
感想 : 58
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いよいよ、最終巻。
一気に時間が経過して……キキととんぼさんに双子の子ども、ニニとトトに視点が移り変わります。

私としては、魔女に憧れを抱いていても、男の子だからと言われてしまうトトが、切なかったな。
反面、ニニは覚悟さえあれば、魔女になれる。
そして、キキはニニが魔女になってくれることを密かに望んでいる。

そんなシーンを目の当たりにしながら、トトが自分の生き方を見つけ出していこうとするのが、格好いい。
同じく、道筋通りに行かなかったケケが久々に登場して、手紙でトトに寄り添う構図も良かったなぁ。

親の跡を継いでいく生き方と、自分で新たなことを開拓していく生き方。
今では、それぞれに魅力を感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020年
感想投稿日 : 2020年5月30日
読了日 : 2020年5月30日
本棚登録日 : 2020年5月30日

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