序盤は情景が描けず、やや苦しかった。
優柔不断な小野。小野の従順さこそ夫として「欲しいもの」に値すると考えている、高笑いハイカラ美女・藤尾。
そんな藤尾にデレデレ状態の小野だったのだが、五年来、彼の妻になるものと見做されていた女、小夜子がやってくる。
二人を前に、傷を負わずして藤尾を選択しようとした小野。からの、結末がすごい!うーん、なかなか突飛だと思う。。。
小野、藤尾、小夜子の話はなんだかどろどろしていて、あまり好きにはなれなかったが……序盤から謎めいていた藤尾の兄、甲野の終盤の涙になんだかきゅん!
更に、糸子と甲野が共に家を出るシーンも良かったなー。
雨が降っても、濡れるのはあなたではない。
いやあ、かっこいい!
本当はもっと読み込むべき部分があるのだろうが、初読ではストーリーを追うのに必死だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014年
- 感想投稿日 : 2014年2月11日
- 読了日 : 2014年2月11日
- 本棚登録日 : 2014年2月11日
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