全日本食えば食える図鑑

著者 :
  • 新潮社 (2005年7月28日発売)
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感想 : 11
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椎名さんらしい明るさで日本各地の変わったものを食べまくる。どんな食材も珍食・奇食として楽しんでるので、笑いながらゆるゆると読める。食材の生態から食べた感想まで、好奇心を余すことなく満たしてくれる、そんな陽気で緻密な食紀行。
どんな食べ物を指しているのかさっぱり分からない目次だけでも、もう笑える。例えば「なんてこったの肛門チンポコ生物」これはイソギンチャクのことだ(笑)グロさはない。むしろ食べてみたい。唯一「ギャァ!」ってなったのは、エラコというゴカイの親戚を生食したときかな。


【目次】
・睾丸のようなもの。ぐねぐねするやつら。
  (沖縄県 与那国島・石垣島)
・なんてこったの肛門チンポコ生物。
  (佐賀県 有明海・唐津)
・決め技はコリコリとずるずる。
  (京都府 伊根・丹後)
・奇食ではなく貴食なのであった。
  (北海道 阿寒湖)
・ヒトは禁じられると求めるものだ。
  (岩手県 遠野・宮古)
・高知の山海秘密の三本勝負。
   (高知県 安芸・大方)
・食うか食われるか。ミキにはキミの夢がある。
  (鹿児島県 奄美大島)
・でっかくて黒いやつ。小さくて黒が好きなやつ。
  (青森県 鰺ヶ沢・下北半島)
・輝け!第1回全日本麺の甲子園大会。
  (日本全国)
・でらうまの謎。
  (愛知県 名古屋)
・愛と策略の蜂の子まぜごはん。
  (長野県 白馬・穂高)
・鮒ずしへの詫び状。
  (滋賀県 琵琶湖)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年12月23日
読了日 : 2012年12月23日
本棚登録日 : 2012年12月10日

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