先月の古本市で見つけた短編集。5編の内、最初と最後が探偵・葉村晶主人公の短編。無茶や横暴とは縁遠く、いたって庶民的で真面目で淡々と仕事をこなす探偵なのにサクッと不運(身体的に痛いやつ)に見舞われるけど、冷静な洞察力により解決。タフさを売りにしないところもやっぱ好きだわぁと思った。しかし大量のこけしの設定には笑ってしまった。表題作は流れが全て暗い展開に繋がっていて行き着く先も暗く重い。葉村晶シリーズ以外の他の2編も後味悪い系。イヤミスではないけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
若竹七海
- 感想投稿日 : 2022年8月20日
- 読了日 : 2022年8月20日
- 本棚登録日 : 2022年8月20日
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