青空文庫で読了。全く知らない作家さんだったけれど読みやすくてびっくりした。影裏の沼田真佑さんが影響を受けた作家さんと知り読んでみた。舞台は終戦間近の桜島。主人公の暗号員の心情描写や風景描写が瑞々しくて戦争文学だけれど現代の小説といってもいいんじゃないかと思ったほど、古くさくない。刊行は昭和21年9月となっているから終戦1年後なことにも驚き。他の作品も読む。「苦手!」と吐露するところだけ時代を感じてつい笑ってしまった場面。
読書状況:読み終わった
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梅崎春生
- 感想投稿日 : 2020年1月23日
- 読了日 : 2020年1月23日
- 本棚登録日 : 2020年1月23日
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