偶然吹いた一陣の風が神の手のように様々な偶然を引き起こしていく。タイミングといい場所といい、ここしかないというドストライクで嵌っていく。未来とは人知を超えて変わりゆくもの。運命の不思議に泣き、笑い、時には叫ぶ。受け止める我々人間にできることは、しっかりそれを真正面から受け止めること。4つの連作短編が読み進むごとに伏線を回収していく。おもしろいように大きく広がっていく風にこのうえない心地よさを感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2018年5月26日
- 読了日 : 2018年5月26日
- 本棚登録日 : 2018年5月26日
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