子供のいない夫婦の下にやってきた、1匹の柴犬。それがハラス。
小さな仔犬が成犬になり、やがてその命を終えるまで、家族として過ごした13年間を綴ります。
近所の老犬との触れ合い、友達のじゃれ合い、失踪事件、じっと帰りを待つ姿、そして…別れの時。ハラスは家族であり、いかに夫婦にとってかけがえのない存在であるかをひしひしと感じます。
犬を飼ったことがある人なら、その子を思い出す。そして今飼っている人なら、思わずその子の側に行って触れたくなる、温かくも切ない本でした。
実際に読んだのは単行本ですが、文庫版はその後の話も入っているようです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・紀行
- 感想投稿日 : 2012年12月6日
- 読了日 : 2012年12月6日
- 本棚登録日 : 2012年12月6日
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