ロミオとジュリエット (新潮文庫)

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5

舞台はヴェロナ。
敵仇同士のモンタギュー家とキャピュレット家の、情熱的でロマンチックかつ悲しい内容でした。
新装版なのか注訳のおかげで、とてもわかり易く一気読みでした。
卑猥な表現もあれば、シャレもあり、そういう意味では大変楽しめました。

あの「おお、ロミオ。どうして貴方はロミオなの?」の原文が読めた時、ゾワッとなりました。
ここがあの件か!と。
ロミオとジュリエットの会話は非常にロマンチックで詩的なものがあり気持ちもポッと温まるというか染められるものがあります。

この物語の中で二人の味方は僧ロレンスのみ。
キャピュレット家の掌返しが凄まじく残酷。

たった一日で一目惚れをして猛烈な恋に堕ちたロミオとジュリエットが、たった一日の夫妻であり、一週間で命を落とすという短いようで、長い物語。
舞台で観たら泣いてしまいますね。

名作といわれた名作。
素晴らしい作品です。
シェイクスピアの他の作品も読みたくなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年2月7日
読了日 : 2017年2月7日
本棚登録日 : 2017年1月5日

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