『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』で紹介されていたので、借りて読んだ。
むかし、イ族のある村に、としよりのふうふがすんでいました。
ある日、おばあさんは、池の中からあらわれた白いかみの老人に、九つぶの丸薬をもらいました。
おばあさんは、その丸薬をのみ、九人のあかんぼうをうみました。
子どもたちのなまえは、「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」「ぶってくれ」「ながすね」「さむがりや」「あつがりや」「切ってくれ」「みずくぐり」といいました。
おもしろかったです。
名前の通りにおはなしが運ぶあたり、『エルマーのぼうけん』のような、次は?来た!感があります。
あかんぼうの時にはきちんと描きわけがされていたので、そっくりの七人にも違和感はありません。
ちからもちが王さまを助けてくれて、そのまま感謝していればよかったのに。
疑り深いのはよくない。
王さまが民を苦しめていたという話はないけれど、やっぱりわるい王さまだったんですね。
最後、みずくぐりがやっつけてくれて、すかっとします。
落ち着いたアジアの雰囲気のタッチ、引きの最終画面、映画をみたような満足感があります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
E 絵本
- 感想投稿日 : 2019年9月13日
- 読了日 : 2019年9月13日
- 本棚登録日 : 2019年9月13日
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