短編6話。
オードリーの若林さんの解説が自分の感想に近いなと思いました。
だいぶ年下の世代のことで、登場人物が物語でどれだけ苦悩していようが、キラキラしているように見えました。
若いときの葛藤やもがきは厄介で思い出すと恥ずかしくなるようなことばかり。大人になるとそうしたキラキラ厄介から距離を置けるようになり、安全なところに身を置けるようになるのかなと思います。それでも、たまにキラキラしてない厄介は顔を出すのはどうしようもないけど。
高校生、大学生、社会人、どの世代にも言語化するのが難しい心の奥にあるチクッとした棘のような部分があって、それを上手く表現されているなと思いました。
最後の「誠実への一歩目も誠実の中にいれてあげて」という一文が素敵だなと思いました。年齢に関係なく、本気の一秒を大事にしたいなと思いました。
何者は未読なので読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
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著者 ア行
- 感想投稿日 : 2020年11月4日
- 読了日 : 2020年11月4日
- 本棚登録日 : 2020年11月3日
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