チエちゃんと私 (文春文庫 よ 20-5)

  • 文藝春秋 (2009年4月10日発売)
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無口でコミュニケーションが苦手ないとこのチエちゃんと私の共同生活の話。とても久しぶりにあっためったに会わないいとこに対して一緒に住みたいと申し出たチエちゃんの言動に驚いたけれど、それを割とすんなりお金目当てではなく受け入れたカオリにも驚いた。幼少期母が弟にかまけて存分に可愛がられた記憶がないことも影響してるのか?でもその幼少期を嘆かず淡々と受け入れているカオリはなはり素敵。淡々とした中にもイタリアの恋人に何度も会いに行ったり、コネの一般的には不安定な仕事で本人は安定していたりとギャップもあり不思議な魅力も感じました。チエちゃんとの関係では共依存にもっていこうとするところからのチエちゃんを信頼し意思を尊重し見守る愛を学ぶ過程が素敵でした。篠田さんとの関係は、最後まで素敵でしたし『ちぇ』が良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月6日
読了日 : 2024年2月6日
本棚登録日 : 2024年2月1日

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