鶏小説集

著者 :
  • KADOKAWA (2017年10月20日発売)
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本棚登録 : 556
感想 : 88
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「地鶏のひよこ」のお父さん。
子供を好きになれないけどそれらしくやっている、というお父さんですが、そんなものだろうなぁとストンと腑に落ちました。
血が繋がってたら絶対に全部まるっといとおしくなる
ものでもないだろうし、人だもの、相性はあって当たり前。
それでも、それらしく父親であろうとする、それが等身大の愛情じゃないかなぁ。



いちばん共感したのが「とべ エンド」の、気を遣われないように気を遣うのに疲れた、というくだり。
気を遣うってほんとう、疲れるものだ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: よみもの
感想投稿日 : 2020年8月14日
読了日 : 2020年8月14日
本棚登録日 : 2020年8月14日

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