食べものに対する描写がとても詳しく、美味しそうで、こちらも同じ物を食べたくなる程だった。またイラストも温かく、次はどんな挿絵かな〜とページを捲るのが楽しみだった。
「幸せって何?」と聞かれたら、作者は「あの日の夕方」と答えるそうだ。4人家族の家で、何十回となく繰り返された休日だったけど、その夕方我が家に流れていた匂いと物音と空気を思い出すそうだ。
父は明るいうちから早々と風呂に入った。父が上がると、弟、そして私と、次々に早めの風呂に入った。台所では、母が野菜をスタスタと刻み、卵をカカカカッと溶き、熱い鍋にジャーッ!と流し入れる音がする。
もう2度と戻る事はない、夕方の一コマに幸せを感じると言うことに共感しました。
私も亡き父と母と囲んだ食卓、家族で大好きだった洋食レストランでご飯を食べたことなどを思い出す一冊になりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月25日
- 読了日 : 2023年4月25日
- 本棚登録日 : 2023年4月23日
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コメント 4件
Manideさんのコメント
2023/04/26
***翠-sui-***さんのコメント
2023/04/26
Manideさんのコメント
2023/04/26
***翠-sui-***さんのコメント
2023/04/26