いよいよ、江戸で本格的に商いを開始する幸。
大阪とは人々のものの好みや考え方がまったく違う新たな土地で、五鈴屋の信念とも言える「売っての幸い、買っての幸せ」を実現するために日々工夫をこらします。
この7巻は正直、前半はあんまり動きがないな…とページを捲る手が滞りがちでした。
もちろん、無料の帯の結び方指南所を開いたりと様々な試みは行い、お店も少しずつ育ってくるのですが、前巻までは随所にあった心揺さぶられるようなシーンが少ないというか。
そしたら、最後にどかーんと!ありましたよ〜ビッグウェーブが。
あの方の過去の暮らしが、頑張りが、まさかここでこういう風につながってくるとは…ぐっと来ました。
かつて彼が一緒に夢を見て過ごした友人の強力な後押しを得て、小紋染めは五鈴屋の新たな看板商品となるのでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月5日
- 読了日 : 2022年8月5日
- 本棚登録日 : 2022年8月4日
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