イタリア雑貨の買い付けをしながら一人暮らしをしていた私の家に、七歳下の従妹チエちゃんがやって来た。率直で嘘のないチエちゃんとの少し変わった同居生活は、ずっと続くかに思われたが…。家族、仕事、恋、お金、欲望。現代を生きる人々にとって大切なテーマがちりばめられた、人生のほんとうの輝きを知るための静謐な物語。
自分のコンディションのせいかもしれないが、言葉がサラサラと頭の中を通過して、全然残らない。
感銘を受けた言葉があったような気もするが、空っぽ、という感想。でも、なぜか自分の人生を肯定されたような、不思議な安心感が、読んでいる最中にずっとあった。
不思議な救いのお話だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年8月7日
- 読了日 : 2020年8月7日
- 本棚登録日 : 2020年8月7日
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