QED 憂曇華の時 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2019年11月8日発売)
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本棚登録 : 180
感想 : 22
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「QED」は完結したのではなかったのか…
本屋の新刊コーナーに並んでいるのを見て、真っ先にそう思った。「QED」はすでに完結し、その後刊行されたものは「外伝」扱いだったはず…しかし、今作はどう見てもただの「QED」…ま、ファンとして復活は嬉しいけど、何とも複雑な心境。しかも前作の白山の話が続いているらしいのも、もう位置付けの意味がさっぱり分からない。
今回の舞台は長野県・安曇野。
あの風光明媚なのどかな安曇野にまつわる悲しい歴史。
舞台は安曇野だが、タタルたちが最初に訪れたのは山梨県・石和。前日に石和温泉から戻って来て、すぐに読んだが、何度も訪れているのに石和の徒歩鵜の話は全く知らず、非常に興味深く読めた。
そこから安曇野に展開するのは、若干強行な感じもしたが、以前に比べ話の内容はスムーズに頭の中に入ってくるような気がする。自分の知識がタタルたちに追い付いてきたのか…
しかし、今回の事件はどちらかと言うと、他のシリーズの領域のような…?そして、QEDは復活なのか…?タタルの「後ほど」が気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 微妙・・・
感想投稿日 : 2019年12月8日
読了日 : 2019年12月8日
本棚登録日 : 2019年11月30日

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