本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2016年6月26日発売)
4.23
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本棚登録 : 6609
感想 : 527
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本が大好きな大穴と書いて「ダイアナ」と呼ぶ少女と、その同級生・彩子の小学3年生の出会いから、大人になるまでを描いた物語。
レビューの評価のも悪くないし、本屋が舞台なのかと思って、読んでみようと思ったが、ほとんどが2人の少女の成長の話でちょっと思っていた内容と違っていて、最後まで読むのに時間がかかった。
生活環境が全く違うダイアナと彩子の友情の話かと思えば、小6で喧嘩別れし、その後成人するまで会わなかったり、「本屋」とタイトルに入っているが、実際にダイアナが本屋で働くパートはほんのわずか。
人生そんなに上手くいなかい。
この作者さんの描く作品は、そんなに読んだ訳ではないが、いつもそんな感情にさせられる。
今作のダイアナや彩子も然り。
ただ、ダイアナの母であるティアラはシングルマザーなのにたくましく、考え方も一本筋が通っており、唯一好感が持てた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 微妙・・・
感想投稿日 : 2020年12月18日
読了日 : 2020年12月18日
本棚登録日 : 2020年12月17日

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