1979年から起こった5人の少女が誘拐され、殺害された事件(5人目の少女だけ未だに行方不明)のルポルタージュ。
当時、DNA型鑑定により逮捕され犯人とされた男性は冤罪だった。
警察の捜査や科警研の鑑定結果にはいくつもの不審点があり、著者の清水さんはその真相に奔走する。
それにしても、警察や科警研、検察に至るまで、その杜撰さというか、あまりにもひどい内容には愕然とする。
証言者の証言まで違うものに変えてしまえるものなのか…
警察の捜査とは一体何のために行われているのか、怒りさえ覚える。
そして、メディアに対しても。
もっと真実を報道して欲しい。
ただ単に聞いたことを流せばいいということはないのでは?
本当に何を信じていいのかわからなくなる。
衝撃ばかりの連続だった。
2024.2.25
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2024年2月25日
- 読了日 : 2024年2月25日
- 本棚登録日 : 2023年11月10日
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