9つの短編集。
「いっぺんさん」表題作、
「コドモノクニ」
冬「ゆきおんな」 春「いっすんぼうし」
夏「くらげのおつかい」 秋「かぐやひめ」
「小さなふしぎ」「逆井水(さからいみず)」
「蛇霊(じゃれい)憑き」「山から来るもの」「磯幽霊」
「磯幽霊・それから」「八十八姫(やそやひめ)」
昭和的な夢と希望と願いと絶望が詰まったお話。
セピア色って言うけれど、確かに懐かしい小物や行事は
出て来るけれど、本当はもっと埃臭くて残酷です。
生贄にされる子供を必死に騙す大人と、
それぞれの安堵と絶望・・・
理不尽な迷信と欲の矛先はいつも子供だったりする。
その対比が大きいからこそ、子供の純粋さが際立つ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
不思議系
- 感想投稿日 : 2021年10月22日
- 読了日 : 2021年8月26日
- 本棚登録日 : 2021年10月22日
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