黒い仏 (講談社文庫 し 68-3)

著者 :
  • 講談社 (2004年1月1日発売)
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本棚登録 : 867
感想 : 118
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名探偵石動戯作は、その手腕を買われ円載の宝探しを依頼される。宝が隠されているという福岡にある寺へ、助手のアントニオと共に向かう。一方、福岡市内では奇妙な殺人事件が起こっていた。
* * *
ネタバレを見ていたので心の準備はできていました。なので半笑いで読むことができましたが、そうでなかったら冷静ではいられなかったかも……
これはアンチミステリーだ、と思うと寛大な気持ちで読めるかも。
ミステリとしては色々と批判もあるでしょうが、話としては、まあ、たのしかったです。『美濃牛』みたいな詰め込み消化不良みたいな印象もなくて、私はこっちの方が好きかなあ。
これはある意味、日本ミステリ史に残る作品なのではないでしょうか。探偵の業みたいなものを感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年7月6日
読了日 : 2010年7月6日
本棚登録日 : 2010年7月6日

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