名探偵石動戯作は、その手腕を買われ円載の宝探しを依頼される。宝が隠されているという福岡にある寺へ、助手のアントニオと共に向かう。一方、福岡市内では奇妙な殺人事件が起こっていた。
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ネタバレを見ていたので心の準備はできていました。なので半笑いで読むことができましたが、そうでなかったら冷静ではいられなかったかも……
これはアンチミステリーだ、と思うと寛大な気持ちで読めるかも。
ミステリとしては色々と批判もあるでしょうが、話としては、まあ、たのしかったです。『美濃牛』みたいな詰め込み消化不良みたいな印象もなくて、私はこっちの方が好きかなあ。
これはある意味、日本ミステリ史に残る作品なのではないでしょうか。探偵の業みたいなものを感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年7月6日
- 読了日 : 2010年7月6日
- 本棚登録日 : 2010年7月6日
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