壮大な家族の物語り。
満洲時代〜戦後の日本、新宿に地を付け中華屋を始め、昭和を生き、天皇崩御による平成の幕開け。大学闘争、赤軍の立てこもり、西口のバス火災、震災、オウムの事件などなど時代背景がしっかりある中で、家族とは問う。
逃げてきた、それでよかった。お陰様で長生きした。だから教えられる事なんてないんだ。
最後に長春へ祖母と太二郎とルーツ探しに行く良嗣。
長編で12章に分かれ、段々と現代になってくる。時代背景と、キャラクターの確立でとてもリアルに読めたのであっという間。面白かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月2日
- 読了日 : 2020年9月2日
- 本棚登録日 : 2020年9月2日
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